軽井沢の別荘では、敷地の境目に浅間石で石積みをしているところがよくあります。
同じ浅間石を同じ様に積んでいるさまはとても美しいと思いますし、苔むしている緑が石の黒に栄えさらにきれいです。
でもちょっと残念なのは、石積みが高いお宅。
外から覗かれない空間を作りたい、あるいは防犯上でしょうが、逆に散策しているとききれいな庭を外からながめることができないですし、狭い道路の両脇が高い石積みだと閉塞感を感じて軽井沢で感じることができる空間とは異質に思います。
写真の手前の石積みの様に高さ60センチくらいでしょうか。このくらいだと敷地の境界を意識するし、見通しがいいので軽井沢の緑の空間を楽しむことができるはずです。奥の高い方は170から180センチあるので近くにいくと圧迫感を感じます。
さらに旧軽井沢あたりの別荘によく見られるのは石積みの上にさらにフェンスを設けているお宅。
残念ですね。せっかくのきれいな石積みが台無しだし、まるで軽井沢じゃなくてたんなる住宅地です。
おまけに左のお宅では何のためかよく分かりませんが鮮やかな色のネットが設置されてます。
軽井沢の景観のためにも別荘所有者もちょっと考えていただきたいなあと思います。
