長野県東信地域の世帯収入傾向


「年収「300万円未満」や「1000万円以上」の世帯がどの地域に多いのか一目で分かる「世帯の年間収入マップ」」という記事が目についたので長野県東信地域ではどうなのかと地図を見てみた。

“総務省統計局が公開している平成25年住宅・土地統計調査の 中には「世帯の年間収入階級(5区分)」というデータがあり、「300万円未満、300万円〜500万円、500万円〜700万円、700万円〜1000 万円、1000万円以上」の世帯がどのくらいあるかが調査されているのですが、そのデータを地図上にマッピングしたのが「世帯の年間収入マップ」です。”

平成25年に発表されたデータということなので、その調査はさらに前ということだから3年以上前の状況ということになる。

軽井沢町、佐久市、小諸市、上田市を比較。
さすがにというか別荘というテンポラリーな居住ではなく住民票を移した世帯でもやはり軽井沢町の1000万円以上の率は高く約7%(690世帯)。これは首都圏の率と同等の率のようだ。ただ300万円未満が一番多く約42%(3800世帯)で、ここは都会とは異なっている傾向。
佐久市と上田市を比較すると、率で見た傾向は各層で同様。世帯数で見れば上田市の方が多く、1000万円以上では2850世帯。佐久市は1530世帯。
富裕層居住者のマーケットを考えると上田市ということになるだろうが、軽井沢の別荘が約1万軒とも聞く。空き家に近いような別荘もあるから、富裕層の購買力を期待するとき上田市や佐久市など周辺の住民も考慮しないわけにはいけないのでしょうね。

ところでこれらの市町にはさまれている小諸市と東御市は違う傾向を示している。
世帯収入1000万円以上は約3〜4%。
300万円未満について東御市が約36%なのに対して小諸市は約43%ということで格差が大きい。年齢との関係も見ないと高齢者が大きいからというような理由を見逃してしまうのでなんともいえないが購買力には期待できないということは言えるかと思う。